1950年代にアメリカを中心に一世を風靡したロック・スターがいます。
それはElvis Presley(エルヴィス・プレスリー)。半世紀以上が過ぎた今でも、「King of Rock’n Roll(キング・オブ・ロックンロール)」と呼ばれるロックのカリスマです。彼の軽快でセクシーな音楽と独特のファッションスタイルは当時の若者達に大きな影響を与え、そのために保守層からの反感を買い、ライブでは警察がエルヴィスの一挙一動を見張って注意しなければならないという状況を生み出した程です。
1977年に42歳の若さで亡くなりましたが、その後も「エルヴィスを空港で見た」「本当は生きていてどこかに隠れている」などの噂が広まり、”Elvis is still alive.(エルヴィスはまだ生きている)”という揶揄が残る程、人気は衰えないままです。
そして彼のインフルエンサーぶりを表す言葉が、英語の慣用語として残っています。
それは、”Elvis has left the building.”
この一言は、彼のコンサートが終わってもアンコールを呼びかけて帰ろうとしない聴衆に向かい、司会者が「エルヴィスはもう建物にいません!(帰りました)」とアナウンスし、ショーは終わったことを伝えたものです。
この言葉が転じて今では、
「ショーは終わった」=「楽しいことは終わりました」
という意味で使われるようになったそうです。
言葉には文化や歴史が反映されるという好例のようなフレーズです。この言葉を踏まえて、彼の残した音楽や映画、そして人気を考えると、”Elvis has left, but is still alive,(エルヴィスは去ったがまだ生きている)”と言えそうです。
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